クランチの正しいやり方をイラストで解説!筋トレ4コママンガも(笑)

20歳を超えるとカラダ作りのピークは過ぎ、筋肉は衰退へと向かいます。

何もせず、衰退するがままにしておくと、筋肉は細り、その代わりに、余分なエネルギーは脂肪へと変わり、お腹周りに蓄積されて、お腹周りぽっこりの見事な中年太り体型を完成させてしまいます。

その体型を運命と思って素直に受け入れるか、もう一度自分を奮い立たせて、中年太り体型から脱却するか。ここで運命が大きく分かれると思います。

今からでも決して遅くない、筋トレはあなたの努力に応えてくれます。

30歳以降の男性で、筋トレを始めようと決意した人の殆どが「たるんだお腹を引き締めたい」ということが最大の動機だといえます。

もちろん、20歳代でもお腹がたるみつつある人をよく見かけます。きっと飲酒可能になって、ビールなど糖類の多いアルコールや脂質の多い料理を過剰に摂取することで脂肪が蓄積されつつあるのだと思います。早く何とかしないと、後が大変だぞぉと余計な心配をしてしまいます。

たるみきったお腹を引き締めたい!

こんな「中年太り体型」でこれからの人生を過ごすのは、やっぱり許せない!

んでもって、出来ることなら、憧れの6(シックス)パックを手に入れたい!

と、一念発起し、まずは腹筋を鍛えてみよう!と思ったあなたに、まずは自宅でも出来る筋トレを紹介します。

1,お腹に脂肪が貯まる理由

なぜ中年になるとお腹に脂肪が蓄積されるのか。

そのメカニズムを知っておくことが「敵」であるぽっこりお腹に打ち勝つ第一歩となります。

本来、体脂肪は、必要なときに体にエネルギーを提供する「貯蔵庫」の役目を果たすものであり、人間が過酷な条件の中でも生き抜くために身に付けた生命維持機能なのです。

ところが食生活が豊かになり、「貯蔵庫」を使う機会なんて不要になったのにもかかわらず、過剰なエネルギーを摂取してしまい、その結果、お腹にしっかりと脂肪を溜め込んでしまっているわけです。

成人すると会食や宴会などが増え、ビールなどの糖質が多いアルコールや高カロリーメニューを摂取する機会が増えますよね。運動の機会も減っていますから、消化しきれないエネルギーは脂肪となり、蓄積されます。

お腹周りは骨で覆われていないので内臓を守るために脂肪がいち早く集中するとも言われています。

誰ですか?生きていくためにお腹周りの脂肪はやっぱり必要なんだ!なんて言って自分を納得させているのは(笑)

2,お腹は、実はもともと割れている

6(シックス)パックと呼ばれる腹筋は、図のように「腹直筋」と呼ばれ、実はもともと6つに割れています。

加齢とともに加わった余計な脂肪が6つに割れた筋肉を覆い隠しているだけなのです。

ということは、この余計な脂肪をなくすことが出来れば、腹筋本来の6(シックス)パックが姿を現してくれることになります。

つまり、6(シックス)パック実現に向けて、このお腹の脂肪こそが立ち向かうべき「真の敵」ということになります。

3,腹筋運動よりも大事なこと

アメリカには「腹筋はジムではなく、キッチンで作られる」という言葉があります。

一生懸命ジムに通って、腹筋を刺激する筋トレをして腹直筋を肥大させても、お腹を覆っている脂肪の層が厚いかぎり、6(シックス)パックは見えて来ません。

ジムや自宅での腹筋運動よりも、まず食事を見直すべきだ、という意味が込められています。

確かに脂肪の元は「糖質」と「脂質」です。

油っぽいものを食べれば脂肪に直結するのは分かりやすいですが、「糖質」も必要量以上に摂取すると脂肪へと変わって、お腹に蓄えられるのです。

糖質はカラダを動かすエネルギーとなるのですが、過剰になった糖質は脂肪に変換されエネルギー不足の事態に備えるように蓄積されます。

そこで広く提唱されるのが「糖質オフダイエット」です。ご飯や麺類などの炭水化物や砂糖を使った副食を減らすことで糖質を減らし、故意にエネルギー不足状態を作り出し体脂肪をエネルギーとして使用するように仕向け、余計な脂肪を減らしていく方法です。

ただし、どんなものにも通底することですが、過激すぎる糖質オフダイエットは体調不良を招きますから注意が必要です。

4,腹筋に効く筋トレ「クランチ」

それでは実践してみましょう。

腹筋に効く筋トレの代表格は「クランチ」です。

ジムのような特別な器具も必要としない、自宅でも簡単に「腹直筋」を鍛えることが出来るトレーニングです。

腹直筋はお腹を引き締める働きはもちろん、体幹を屈曲させたり、骨盤の前部を引き上げる働きを持っています。しっかりと鍛えていきましょう。

<クランチの正しいやり方>

①床に仰向けになり、膝を直角に曲げて足を上げます。

②下半身はそのままで、息を吐きながらゆっくりと上体をあげます。この時腰が上がらないように、背中を丸めながら、自分のお腹を見るような感じで起こします。

③上体を起こしたら、今度は肩甲骨がつかない程度のところまで、ゆっくりと息を吐きながら上体を倒していきます。

④これを10回、3セット繰り返します。インターバルは30秒程度で。

上体を起こす時は息を吐き、倒す時は息を吸う、この呼吸法を忘れないようにしてください。

5,まとめ

ただがむしゃらに腹筋運動に取り組んでも腹筋を6つに割ることは出来ません。

お腹周りに付いた余計な脂肪を取り払うことが最重要課題だと言えます。

そのためにはまずは食事から改善しましょう。糖質オフダイエットなどを導入し脂肪を燃焼させましょう。

ジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動を取り入れて脂肪を燃やすことも大事です。

そして腹筋を鍛えるならまずは腹直筋を鍛える「クランチ」から取り組みましょう。

努力はきっと報われます。