皆さん!マッスル・ボディを目指して、日々筋トレに励んでいますか?
筋トレがもたらしてくれる効果は筋肉量アップなど肉体面はもちろん、精神面にもあるということがわかりました。
※ 過去記事
やはり筋トレは凄い!筋トレは素晴らしい!みんな筋トレをするべきだ!と、思いますが、次のような意見が多く聞かれると思います。
「もう若くないし、今さら筋トレやっても、ねー・・・」
「40歳過ぎると効果ってないでしょ?」
「50歳過ぎると、きっと効果ないでしょ?」
「60歳過ぎるとさすがに効果ないでしょ?」
「70歳過ぎると、さすがに、絶対ないでしょ?」
確かに、年齢を重ねるほど筋トレへの抵抗は強そうです。
本当に歳をとってから筋トレを始めても効果ってないのでしょうか?
筋トレに年齢制限ってあるのでしょうか?
結論から言うと、筋トレに年齢制限なんてありません。いくつになっても筋トレはあなたの筋肉と精神に、素晴らしい効果をもたらしてくれます。
1,何もしないと筋肉は衰えていく、という非情な現実
筋肉は日々「合成」と「分解」を繰り広げています。
筋肉は筋繊維が束状に集まったもので、筋繊維はアクチンとミオシンという「筋タンパク質」が集まって出来ています。
この「筋タンパク質」が増えればすなわち筋肉量が増えるということになります。
「筋タンパク質」は四六時中、あるものは「合成」され、またあるものは「分解」されています。下図のシーソーのように、合成と分解のバランスが取れている場合は筋肉量も安定しているというわけです。
ところが20歳を過ぎるとテストステロンという男性ホルモンの分泌が徐々に減るため、筋肉量は自然に低下します。
筋肉量が減ってくると、それにつれてカラダを維持するための基礎代謝も徐々に低下します。
加えて、加齢とともに運動量も減ってきますので、食事で得たカロリーは消費されず、脂肪となって蓄えられます。そしてお腹周りに脂肪が蓄積され、メタボリック症候群へとなってしまいます。
加齢とともに筋タンパク質の分解が上回ると筋肉量は減り、その反対側で脂肪は蓄積されていくのです。
特に40歳代からは急激に筋肉量が低下します。40歳を超えると、疲れやすくなったり疲れが残ってしまうことがしばしばありますが、その原因の一つが筋肉量の急激な低下です。
カラダは男性の場合、20歳くらいまでの成長する時期にある程度完成してしまうと、カラダを維持するためのエネルギー以外は必要としなくなります。
徐々に老化が進み細胞が生まれ変わるサイクルも遅くなり、エネルギーを大量に使う筋肉も徐々に減っていくのです。
このように20歳をピークに出来上がったカラダは、あとはもう下り坂を転げ落ちるように衰退していくというのは誰にも抗うことが出来ない、過酷な現実なのです。
あなたはそれを素直に受け入れますか?
それとも衰退を食い止める道を選びますか?
2,衰退する筋肉を救ってくれる救世主、それは「筋トレ」
20歳でピークを迎えるカラダの成長。
そこからは衰退の一途を辿るわけですが、その流れを止めることは誰にも出来ません。
それができるのは「不老不死の薬」くらいのものでしょうが、そんなものは現実には存在しません。
しかし、坂道を転がり落ちるスピードを遅らせることができる方法はあります。
その方法の一つが「筋トレ」です。
筋トレをすると、テストステロンという男性ホルモンの分泌が促されます。
テストステロンは20歳で分泌のピークを迎えて、それ以降はどんどん分泌が減少していく、男性ホルモンの一種ですが、筋トレをすることで再び分泌が活発になってくるのです。
テストステロンは筋肉の生成を促す働きがあり、あわせて前向きな気持ちにもなれるという精神面での効果もあります。
「筋トレをする」 ⇒ 「テストステロン分泌」 ⇒ 「筋肉が成長する」 ⇒ 「やる気が出てくる」 ⇒ 「ますます筋トレする」 ⇒ 「ますますテストステロン分泌」 ⇒ 「ますます筋肉成長」 ⇒ 「ますますやる気が出てくる」・・・というまさにスパイラル・アップの効果が期待できるのです。
※※※筋トレと「ポジティブホルモン」テストステロンの深い関係(リンク)
「いや~、筋トレが良いってのはわかるけど、この歳から始めても効果あるの?」と、おっしゃる気持ちもわかります。
でも、私は「あなたはそのままでいいの?」と問いかけます。
何もしないで、「老化」という体力の衰退をそのまま受け入れるのですか?と問いかけます。
「今のままで、良い」というのも一つの答えですね。その答えを出したあなたの考えも尊重します。
しかし、「このままではいけない!」と思っているあなたは是非、筋トレに取り組むべきです。
筋トレは衰退する筋肉を救ってくれる「救世主」なのです。
3,筋トレはいくつになってからでも効果があるのか?
筋トレが衰退する筋肉の救世主だということが理解ってもらえたでしょうか。
でも、なんとなく、筋トレをするなら遅くとも40歳までで、それ以降は筋肉の成長も遅いし疲れるだけで、筋トレなんか無理、と思われている方も多いと思います。
ところが、50歳を越えていても筋肉はちゃーんと成長します。
60歳過ぎても、70歳になってからでも筋肉は成長します。もちろん若い頃と比べると成長スピードは比べるまでもありませんが。
そう、いくつになってからでも、筋トレを始めるのに遅いということはないのです。
筋トレは老化とともに細り始めた筋肉に刺激を与え、活力を呼び戻してくれます。
もっとも、個人のレベルにあわせたトレーニングをしないと怪我をするはめになりますので無理せず、ゆっくりと取り組むことが大事なのは言うまでもありません。
4,「分解」よりも「合成」を大きくすれば筋肉は成長する
ヒトは体内で筋タンパク質を「合成」、そして「分解」しながら生きていることはすでに述べました。
「分解」が「合成」を上回ると筋肉が痩せ細っていくわけですが、逆に「合成」を増やせば筋肉量は増加していくことになります。
「分解」を上回る筋タンパク質の「合成」をキープしておけば筋肉の衰退を防げるのです。
では「筋タンパク質の合成」を増やすにはどうすれば良いのでしょうか。
5,筋タンパク質の合成を増やすには
そこで大事なのが「食事」であり「タンパク質の摂取」です。
食事で摂取されたタンパク質は消化され「アミノ酸」となります。それは血液に乗って筋肉に運ばれ、「筋タンパク質の合成」に使われます。
「アミノ酸」の量が増えれば増えるほど「筋タンパク質の合成」が促されます。
つまり、タンパク質を多く摂取することはアミノ酸増加に繋がり、結果として筋肉量増加という輝かしい未来が待っています。
何も運動していない人でも、体重1kgあたり1gのタンパク質が必要ですので、是非1.5倍から2倍の量を摂取したいところです。
具体的な摂取量は、筋力アップを目指すのであれば体重60kgの場合90g~120g(一日あたり)のタンパク質摂取を目指しましょう。
とはいえ、なかなか毎日この量を摂取することは無理がありますので、筆者はプロテインでのタンパク質摂取を推奨しています。
そして、タンパク質とともに重要な要素、それは「筋トレ」です。
いくらタンパク質が重要と言っても、筋トレなどのトレーニングをしないと、供給過多となったタンパク質は脂肪に変わってしまい、かえって逆効果です。
プロテインによるタンパク質の補給と筋トレを組み合わせることはテストステロン分泌促進効果と相まって最強の効果が発揮できます。
6,まとめ
★ 20歳を過ぎると筋肉の衰退が始まり、何もしないとますます衰える
★ 衰退する筋肉を救ってくれる救世主、それは「筋トレ」
★ 筋タンパク質の合成を分解より大きくすれば筋肉量はアップする
★ いくつになってからでも、筋トレを始めるのに遅いということはない
いくつになっても筋トレは効果がある いくつになっても筋トレは効果があります!
プロテインでのタンパク質摂取を組み合わせるとますます効果大です。